走る③

こんにちはat ease尼崎パーソナルトレーニングジム
契約パーソナルトレーナーの藤原です。

 

今回も走るをテーマにしたいと思います。

前回まではスプリント系中心のお話をしてきました。

今回は、長距離系(ジョギング・ランニング)中心にお話ししていきたいと思います。

 

ジョギング・ランニングをするうえで最も重要になるのが、足の接地です。

これは、接地した足で踏み込み、駆動力を得ているからです。

このため、より効率的に駆動力を得るとともに、エネルギーロスの少ないフォームを身に着けることが、

競技力向上だけではなく、ケガの防止にもつながります。

 

足の接地方法を分類すると大きく次の3種類になります。

①リア・フット・ストライク

②ミッド・フット・ストライク

③フォア・フット・ストライク

以下に詳しく解説していきます

 

①リア・フット・ストライク

最もクラシカルな走法で、かかと付近(リア)から接地していく走法です。

脚を大きく前へ振りだすため、ダイナッミクでストライドが大きく伸びているように見えます。

しかし、身体より前に振り出された脚はブレーキに使われます。

更に身体が大きく沈み込むため、これも減速要素となります。

1ストライドごとに減速と加速を繰り返すため、スピードが出ないだけではなく、エネルギー消費も大きくなり、

最も非効率な走法といえます。

 

②ミッド・フット・ストライク

現在、最もポピュラーな走法かもしれません。

2000年のシドニー五輪、でQチャンこと高橋尚子選手が金メダルを取ったことで、

取れあげられることとなった走法でもあります。

今までポピュラーだったリア・フット・ストライク走法では、かかと付近から接地していましたが、

ミッドスタンス(足裏全体)で接地するのが特徴です。

リア・フット・ストライク走法と比べて減速要素が少なく、重心の上下動が少なく、より効率的な走法です。

 

③フォア・フット・ストライク

男子マラソンの現日本記録保持者である大迫傑選手も取り入れている走法です。

以前からアフリカ系のトップランナーが使用していましたが、現在最も注目されている走法です。

つま先付近で接地するため、ほとんど減速要素がなく、重心位置もより高く保て、重心の上下動もありません。

スプリントの走法に非常に近いため、最も効率的で、スピードの出る走法です。

しかし、非常に強靭な肉体が必要なため、一部のトップアスリートにしか難しい走法でもあります。

 

以上、3種の走法を紹介しましたが、それぞれの走法には利点とともに欠点もあります。

ご自身の筋力レベルや競技レベルに合わせて取り入れることをおススメします。

個人的にはミッド・フット・ストライク走法をお勧めします。

 

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